オリバー・サックスとパーソナル・ソング

 

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オリバー・サックス (Oliver Sacks1933年7月9日 - 2015年8月30日)は、イギリス[1][2]神経学者。2007年7月よりコロンビア大学医科大学院教授。自身の扱った患者について記した一般啓蒙書を多く記している。サックスはこれら著作について、19世紀の医学秘話(文芸的筆致の非公式な傷病録)的な性質のものであると考えている。サックスが好んで挙げる例としてアレクサンドル・ルリヤの『偉大な記憶力の物語』がある。

サックスは視覚障害者であり、片目が失明しているという。この為、幾何学模様の幻覚が見えると話している(オリバー・サックス 「幻覚が解き明かす人間のマインド」)。

2015年8月30日にがんのため死去した。82歳没[5]

オリバー・サックス - Wikipedia

 

 


Awakenings - Trailer

 

 



オリバー・サックス 「幻覚が解き明かす人間のマインド」 1/2


オリバー・サックス 「幻覚が解き明かす人間のマインド」 2/2

 

 

 

 


音楽が認知症やアルツハイマー病治療に一石を投じる!映画『パーソナル・ソング』特別映像

 

監督は90歳の老女に問いかける。「あなたはどんな子供だった?」「……まったく思い出せないわ」「何を思い出せないの?」「……若いころにどう過ごしていたのかが全く思い出せないわ」

そんな彼女に、iPodルイ・アームストロングの「聖者の行進」を聞かせてみる。すると老女の目がキラキラと輝き始めた。「これはルイ・アームストロングね、学生時代を思い出すわ。母に内緒でコンサートに行ったの!」ひとつの歌から紡ぎだされる思い出は次々にあふれ、彼女は記憶を呼び覚ました。

レナードの朝』の原作者オリバー・サックス医師は説明する。「音楽は感情に訴えかけることができるので心を呼び覚ますことができる。脳のさまざまな領域に届き当時の記憶を蘇らせる。そして認知症によって混乱してしまっている思考や言語の部分とは違う運動や感情の領域と結びつくために、認知症による ダメージが少ないのだ」と。

メリー・ルーは一見普通の中年女性だが、初期のアルツハイマーを患っていた。日常生活に支障をきたすようになっており、夫の介護がなければ一人では 何もできない。フォークとスプーンの違いが判らない、エレベーターの上と下の区別もつかなくなっていた。自分のふがいなさと夫に対する申し訳なさで涙が止まらない。ダンは彼女の様子をつぶさに観察するうちに、彼女が孫をかわいがる様子を見て、愛情に関する脳の部分は昔と変わらず傷ついていないことに気付 く。ビーチ・ボーイズ「アイ・ゲット・アラウンド 」を聞いた瞬間に、彼女は満面の笑顔で、嬉しさのあまり椅子から立ち上がり、部屋中を軽快に歩き始めた。

これをきっかけにビートルズ「ヘイ・ジュード」「抱きしめたい」「ブラックバード」、ベン・E・キング「スタンド・バイ・ミー」など過去の名曲のイントロに瞬時に反応するほどに回復を見せる。彼女はうれし涙を流し、音楽によって人生の喜びを再び取り戻したのだった……。

 

personal-song.com

 

病院で働いていた頃、

この映画と全く同じような場面に出くわした。

お気に入りの音楽を聞くと

認知症だった患者さんが歌ったり時には踊ったりもした。

今まで会話が不十分であったことは嘘だったのかなと思うほど覚醒する姿に

何度驚いただろう。

 

音楽が眠っていた記憶や感情を呼び起こす。

自分の祖父に薬ではなく、iPodを渡していたらどうなっていただろう

歌っていたかもしれない。

 

亡くなってしまったオリバー・サックスさんの貴重な映像もあってか

この映画は時間が経つごとに自分の中に味わい深くじわじわと広がって決して消えない。

 

 

 

 

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