四つのいのち

 

咳き込む年老いた牧夫が

ヤギの世話をしている映像から始まる。

 

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南イタリアカラブリア州の山村を舞台に、人間、動物、植物、炭という4つの命を通して、すべての生命のつながりを描き出す映像詩。

 映像詩なのでセリフやナレーションは廃していて、ひたすら美しい自然が。

1度目に見たときは途中で眠ってしまったため再挑戦。


映画『四つのいのち』予告編

 

 

カラブリア州とは…

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イタリア共和国南部に位置し、カタンザーロを州都する州である。州内で最多の人口を有する都市はレッジョ・ディ・カラブリア。しばしば国土の形状がブーツに喩えられるイタリアの「爪先」にあたる地域で、南西にメッシーナ海峡を隔ててシチリア島がある。

 - wikipediaより

 

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牧夫は教会のほこりが病を癒すと信じて、毎日教会の床のほこりを水に溶いて飲んでいる。

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そんな暮らしを長年続けてきた彼は、ある晩、身寄りもなくひとり、山羊に囲まれて息を引き取る。

 

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翌日、牧夫と入れ替わるように1匹の仔山羊が誕生。可愛い。

 

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初めての放牧で、仔山羊は群れに遅れをとってしまい、森で溝にはまり上ることができない。助けを求める鳴き声も、牧羊犬や人の耳には届かない。群れは仔山羊を残し、去ってしまう。ようやく溝から抜け出した仔山羊は、森のなかをあてもなくさまよう。夜になり、仔山羊は大きな樅の木のもとで眠る。  

仔山羊も亡くなってしまう。。

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このもみの木の下で。

そしてさらにこのもみの木も

春には

村人たちに

切り倒されて運ばれる。

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何だか村の人たち総出。

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数百年も続くピタの祭りのために村の広場に立てられた樅の木は、祭りが終わると炭焼きにされ売られていくそう。

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立てている最中

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立てた後。

 

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  そして樅の木は小さく刻まれ、小山のように組み上げられて、それ自体が炉の役割を担う。

 

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その小山を藁と粘土で覆い、火を点ける。古くから伝わる技術で木は木炭に生まれ変わり、人々の生活を支えていく。

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出来上がった木炭。

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木炭が届けられて一軒の家の煙突から煙が上がる。

 

 こうして、人間、動物、植物、炭という4つの命は、サークルを描き続ける。

 

アッと驚くような展開はなく淡々と過ぎて行く。とてもシンプル。

でも日常はこういうものかもしれない。人の営みは。

こうやって命あるものは繋がっていくんだなぁと静かに感じ入って気づく機会を与えてくれる。

 

 

引用元 四つのいのち | 映画-Movie Walker

監督      ミケランジェロ・フランマルティーノ

原題          LE QUATTRO VOLTE
製作年      2010年
製作国      イタリア ドイツ スイス
配給         ザジフィルムズ
上映時間  88分