『 バロウズの展覧会 』

ロンドンで開かれた
バロウズの展覧会の図録は

東京で観たデヴィッド・リンチの展覧会と似て不気味な作品群となっています。

f:id:amucori00:20150816145703j:image

たちまち人々の気持ちを不安にさせてしまう。まさに静寂に棲むカオスです。

f:id:amucori00:20150816145717j:image

どこまでも暗く淀んでいる。

ビートニク世代の彼ら
(バロウズ、ケルアック、ギンズバーグ…)に惹かれるのは戦後のアメリカにおいてそれまでの常識的で因習的な生き方に異を唱えているところです。



なぜなんだ
なぜそうじゃなきゃいけないのか。
やりたいことをやるんだと。


ブコウスキーの映画を観たときに
彼はこんな覚悟のある言葉を口にしていました。

f:id:amucori00:20150816145853j:image

『小さな種火を残し、その火を絶やさないで。種火さえあればまた燃え上がるから。』

このひと
酔いどれ詩人なんですが
かっこいいです。

f:id:amucori00:20150816145906j:image

そんな節があるのはわたしだけでしょうか。
セルジュファンに怒られそうですが


ケルアックも
『BELIEF & TECHNIQUE FOR MODERN PROSE
現代散文のための信条および技術』で

f:id:amucori00:20150816145931j:image
4. Be in love with yr life
生きることに恋せよ

19.Accept loss forever
損失を永遠に受け入れよ

22. Dont think of words when you stop but to see picture better
立ち止まったときには言葉を考えずにもっと良く全体を見よ

24. No fear or shame in the dignity of yr experience, language & knowledge
おのれの経験、言葉、知識の尊厳を恐れたり恥じたりしてはならぬ

と書き記しています。


ここにも
美学があって

ビートニクから生まれた
この不気味な図録を手にとって
飲めないお酒を片手に夜を過ごしました。